「子育てで残業で免除」の審議会を傍聴してきました

先日、日経ビジネス NBonline に記事を書いた。

逆差別ではないのか、「子育てで残業免除」
女性も制度に甘えているだけではダメ

この記事が、NBonlineその日のヒット記事・第3位となり、読者の方からたくさんのコメントをいただいている。

ただ、タイトルにインパクトがあるため、本文の趣旨と違う印象を与えてしまっているケースもあるようだ。たしかに、本文を読まずにタイトルだけで判断すると、「筆者は、『子育て中の人に残業免除』という検討中の法案を逆差別だとし、そんなものに女性は甘えてはいけないと主張している」ととれる。

記事の本文を最後まで読んでくださった方や、私の経歴やこれまでの活動、意見などを知ってくださっている方は、「田澤が言いたいことは、そこではない」ことを理解いただけると思うが、そうでない(多くの)人は異なる受け取り方をしているようだ。
さらに、話題になったことでJ-CASTニュースでも紹介され、「本文を読まない」読者はさらに増えるかもしれない。

ただそれは、(そこに至った経緯はあるものの)このタイトルをつけた私の責任だ。
まずは記事を読んでもらうことで、多くの方の、国の施策に興味を持ち、考えてもらう機会につながるのであれば、それはそれで意義があるはず。ご批判はあえて受けようと思う。

私としては、本来の「子育てに限った施策は、結果として女性のためにならない危険性がある。子育てに限らず、女性に限らず、『柔軟な働き方』を推進することが、結果として、子育てしながらでも働きやすい社会になる」という思いを、粛々と主張するだけだ。

さっそく、昨日は、より適切な意見を述べることができるよう、その法案を検討している「労働政策審議会雇用均等分科会」を傍聴してきた。

傍聴者も多く、世間的にも注目されていることを実感した。審議会では、労使の主張も両方理解できた。また、担当されている厚生労働省・雇用均等・児童家庭局職業家庭両立課の方にもいろいろお話をうかがえて、非常に有意義な時間だった。(北海道から出向いた価値があり)

ということで、日経ビジネス NBonline の記事に関しては、最新情報を届け、記事のコメントに答える形で、続編を書きたいと考えている。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.5012.jp/tazawayuri/cgis/mt-entry-tb.cgi/279

コメント

コメントしてください

お名前とメールアドレスの記入は必須です。
メールアドレスは管理人のみに通知され、サイトには表示されません。


ブラウザに名前・メールアドレス・URLを保存しますか?

ページトップへ